今回はこの記事にて俺が作ったBMS楽曲に関する秘話を語ります。
まずは俺が作ったBMS楽曲である「My Gient Canzone」から始めます。
My Gient Canzoneは直訳で「俺のDJENTソング」であり、言葉のGientもイタリアでは本来「J」とかの一部のアルファベットを使わない事から改訳したのが由来です。
曲自体は俺がコンポーザーとして黎明期にて作曲した為、ノウハウが著しく少ない事からクオリティはおざなりな結果になっています。
そこで俺の音楽アルバム第1弾である「The Introduction」では今年にてリマスターした方の「2022 Remaster」を作り、そっちは今だからこそDJENTのノウハウをある程度貯めた状態で再び作った楽曲になっています。
次は上記のMy Gient Canzoneとは違ってガチ曲の「Derivated Warriors」です。
曲名の由来として、「二次創作物」を英訳したら「Derivated Work」になって、実際BMS向けに作った本曲は「BMSとかの二次創作版beatmaniaで育った音ゲー戦士」を題材とした楽曲なので、Derivated Warriorsとして命名しました。
あと後半にてAIR、B.B.K.K.B.K.K.とconflictのフレーズがあるのはBMSらしさを出すつもりで入れました。
ただその弱点としてオリジナル楽曲のみの「The Introduction」に入れたらフレーズだけで著作権違反になりかねないので、急遽全フレーズをオリジナルにした2022 Remaster版を作りました。
次は「BARRICADE」です。
コンセプトは「鉄壁なバリケード」なので、HARDCORE寄りのBROSTEPとして作りました。
この「HARDCORE + BROSTEP」というコンセプトはBMSから業務用音ゲーへ出世したJuggernaut.とかも手がけているけど、BARRICADEの場合はそれとの路線が著しく異なる為、ジャンルは「RHYTHMICAL BROCORE」にしました。
あと2022 Remaster版では更に鉄壁さを表現したアレンジになっています。
ちなみにここまでは「woslicerIII」の存在を知らなかったので、譜面1つだけでもBMS化するのに相当な時間を強いられました。
次は「Respectful Warriors」です。
こちらは「敬礼を払いながら仲良く戦い合う戦士」を題材とした楽曲になっています。
eSports界隈でもこう言うプロゲーマーが実際に山程多い為、この楽曲もそのコンセプトに追従しています。
メロディーは前作のDerivated Warriorsより更にキャッチーで、曲の質は前作より更に磨いています。
ちなみに本曲のBPMが前作の135BPMより5つ早いのは続編の「Repechaged Warriors」(こちらは145BPM)にも引き継いでいます。
ボーナスになるけど次は「Repechaged Warriors」です。
こちらはBreakbeatsをフィーチャーしたRaveトラックになっており、本曲のジャンルである「Breakbeats Rave」もWikipediaに載っており、実在します。
こちらは雰囲気を保つ為メロディをプチ工夫を行いながら繰り返した状態になっているけど、その分breakbeatsのドラムパートは全部ゼロから打ち込んでいます。
尚こちらのBMS化は行っていません。むしろそれのデータが消えてしまったのが最悪です。(´ω`)
次は「THE FOON ROOKIE」です。
こちらは「BOFOONXVII」という、2021年末にて開催した「ネタ曲を題材としたBMSイベント」にて提供した、俺が歌う初のボーカル楽曲です。
弁解として言うけど、そもそもあの時はオーセンティックなFOONらしさを知るのは哲学レベルだった事と俺が独自のFOONらしさを見つけなければならなかった事から、俺は「FOONを題材としたBMS楽曲」を作りせざるを得なかったです。
なので今回は俺が歌うボーカル楽曲として作り、付属のBMS譜面も強めな☆11にしたり、エクスペリメンタルな作品として仕上げました。
ちなみにSTAGEFILEの画像はメタルギアソリッド4の「セーフティがかかってるぞ、ルーキー」の後のセリフが元ネタです。
尚、結果は51位タイだったけど、作品数も多いからそれは結構頑張った方だと思う。
次は「Hardcore Epicure」(アルバムでは"Ep"icureの部分が使用不可の為Hardcore Loverに改名しました)です。
こちらは「ハードコアな美食家」を題材とした楽曲になっており、今年の3月にて開催された「BMSをたくさん作るぜ22」における、俺が提供した6つのBMS楽曲の中で最初に作ったBMS楽曲です。
最初のMy Gient Canzoneと同じケースだけど、俺は作曲当時キックとシンセがハードなHardcore楽曲を作るノウハウが浅かったです。
なのでHardcore Epicureにおけるキックがダサかったりシンセにパンチ力が欠けている等の反省点が多いけど、それはやはり俺がノウハウ不足だから仕方がないと思っています。
あとこの楽曲における元ネタは俺の親父が営んでいるイタリアンレストランに対するリスペクトのつもりだったりしますが、雑なハードコアになってちょっと申し訳ない気持ちになったと後悔しています。
ちなみにこの楽曲をHardstyle風にアレンジしたHardstyle Epicureがあるんだけど、こちらはキックとシンセにおける材料が確保してある為、それっぽい音がちゃんと出ています。
次は「Eco Friendly Tunes」です。
こちらはTech Dance風の楽曲として仕上げた楽曲になっており、雰囲気もそれっぽい音を意識しました。
コンセプト通りのエコーフレンドリーな工場で流れるテックダンスを想像としたけど、俺が入れたベース音が余計だった感は流石に否めないです。
ちなみにHardcore Epicureと同じくHardstyle風のアレンジを作ってあるので、興味があればそちらも聞いて頂ければ幸いです。
次は「Dusk City」です。
曖昧なフォーカスをやったEco Friendly Tunesとは異なり、こちらはオシャレなナイトシティをガチ意識して作りました。
ジャンルの「NEO GROOVE STEP」は元々C-ShowというSOUND VOLTEXやbeatmaniaIIDXとかでお馴染みの音ゲーコンポーザーの特権である「HOLIC」をベースとして名づけたジャンルなんだけど、Dusk Cityもそのグルーヴ感を引き継ぎながらちゃんと表現しています。
しかもこれのBMSイベントにおける楽曲ページにおいて、とある方が「サイバー感があってイイネ」や「オシャレ感が失われていないからGOOD」みたいな高評価をくれたのは今も覚えています。
ちなみにこれのセルフリミックス版とリマスター版があるんだけど、セルフリミックス版は更に早くなって違うノリノリ感が出ており、リマスター版はフル音源みたいな仕上げになっています。
次は「PRISM」です。
こちらはPsystyleっぽい楽曲を意識して作った楽曲なんだけど、ゲーム版ではPsystyleっぽさが薄かったのでアルバムにおけるアレンジ版ではPsystyleっぽさをカバーしてあります。
去年にて用意しながら作った前者3曲とは異なってPRISM以降の3曲は急ピッチで今年にて作りました。
ちなみにPRISMの付属譜面に何故かSatellite難易度においてsl4の難易度が提案として付けられたのは覚えています。(難易度が高過ぎて提案できる人が少ないかもしれないが)
次は「The Iconic Milestone」です。この楽曲は王道寄りのHardstyleとして作りました。
曲名は王道っぽさを意識して名づけたけど、実はオリジナル楽曲としてのHardstyleを作るのは初なので、そこで俺は王道Hardstyleの代表曲ことTimmy TrumpetとTNTの共同作である「Scarborough Fair」を聴きながらオリジナリティと王道らしさを意識した王道Hardstyleを作りました。
ちなみに譜面も曲と同様質を意識する為、難易度は他の楽曲達とは異なって控えめな難易度にしました。
あとこれの続編としてThe Introductionに収録してある、オリジナリティにこだわってメロディーを意識した「The Next Stop」があります。そちらも是非聞いて頂ければ嬉しいです。
次は「Encore Bonus Round」です。
こちらはゲームのラスボスを倒した後に出てくる渋い真ラスボス、を意識して作った「Simplified Techno Trance」になっています。
IIDX HEROIC VERSEのGuNGNiRダリアとIIDX BISTROVERのSAMURAI Scrambleダリアみたいな「作品のアンコールボス楽曲」という楽曲を表現した作品として急ピッチで作りました。
付属譜面も難しめにしてそれっぽさを表現しました。
これを含めて前者5曲を含めたら「BMSをたくさん作るぜ22」において単独名義として俺が一番多く楽曲を出したりする。(ある意味マジでたくさん作った感がある)
(2022/06/29追記)そしてラストは2022年6月29日にて俺が作った、俺よる完全新規のオリジナルBMS楽曲である「THE PC UNION -Adirated Rebel's Overture-」です。
今回は人生初のNEUROFUNK(ハードなリースベースをフィーチャーしたダーク系ドラムンベース)なので、今回はSONICWIREに行ってNEUROFUNKの素材データを購入し、いざ作曲に挑みました。
最終的には無事ANOTHER差分が完成したけど、その代わりに俺が徹夜して親から「不眠はダメだろ!」と怒られた。
とは言え、譜面とBGAも作ったので俺はいざ俺の知人に先行公開させて遊ばせたら意外にも大ウケしたのが最高でした。
それもそのはず、実は今回作ったオリジナルBGAにも気合を入れており、「俺がレプリカ製の刀を持ちながら構う姿を撮ってそれをBGAの素材として使った」という特殊なBGAを制作したからです。
ちなみに俺はマスクを着けているので感染対策はきちんとやりました。
これで今回の秘話は以上です。
またな!